塾講師は余裕のない人が多い?塾講師の忙しい時期

塾講師

塾講師って忙しすぎない?

塾講師をしていると、「生徒がいない時間は暇なんでしょ?」と聞かれることがあります。確かに、塾講師の最大の仕事は生徒に勉強を教えて志望校に合格させることで、それ以外の仕事はあまりないイメージを抱く人がいてもおかしくはないでしょう。

しかし、生徒がいない時間は、事務仕事や営業活動をしているので、暇ということはないです。むしろ忙しくしている人ばかりなので多忙な部類に入ります。

特に、生徒数が多い校舎は、その分仕事量が多いので忙しなく働いています。休憩時間が取れないことの方が多く、残業も多い。

夏期講習などの生徒のかきいれ時は、忙しすぎて午前様…なんてこともあります。そのような校舎に所属する先生は、余裕のない人が多いです。

とはいえ、校舎によってはそこまで忙しくないこともあります。こればっかりは、校舎によるとしか言えないです。

ここからは、塾講師が忙しくなる時期と、どんな仕事があるのか紹介します。

春の保護者会、個人面談

多くの学習塾では、5月に入ったあたりから、各ご家庭と個人面談が始まります。生徒が多ければ、その分面談をするご家庭も増えるので、とても忙しくなります。

この面談は、準備に時間がかかります。受験学年だと、学校の情報や入試情報をリサーチしたうえで、生徒の学習状況や成績を把握し、合格までの道筋をプレゼンしなければなりません。

自分が担当していない教科のことも把握しておく必要があるので、過去の模試やテストの成績を見返したり、担当の先生に聞いたりと、やることが多いのです。

加えて、今は共働きご家庭が多いので、面談は仕事や休みの土曜日や平日の19時以降に集中します。そこに授業が入っていれば、面談と授業でてんてこ舞いに…。

保護者と話しをするのは緊張しますし、気を配ることが多いので、疲れも2倍に感じることもあります。

そして、5月下旬から6月上旬にかけて「保護者会」を行います。これは、学年ごとに保護者が集まって、校舎のスタッフの紹介や、昨年度の実績などを報告する場です。

とこれは表向きの話で、実際の目的は7月下旬から始まる夏期講習の営業です。

夏期講習は、通常の授業とは別に料金をいただく「オプション」であることが多いです。そのため、生徒が夏期講習に参加するように促さなければなりません。

志望校に合格するには「夏期講習の受講が必須」だと、保護者の方に説明するのです。塾生は特別な事情がない限り全員参加を会社からは求められるので、入念な準備をして説得力のある「営業トーク」をします。

個人面談と保護者会の準備が重なるので、塾講師は忙しくなります。

夏期講習前~夏期講習

塾にとっていちばんの稼ぎ時は、「夏期講習」です。塾も一企業なので、「売り上げ」を会社からは強く求められます。

そして、先ほど紹介したように「夏期講習」は通常の授業とは別に料金をいただく「オプション」であることが多いです。夏期講習は塾にとっていちばんの稼ぎ時なので、ここでたくさん生徒を動員する必要があります。

塾生はもちろんのこと、外部の生徒も動員しなければなりません。そのため、夏期講習前は営業活動に奔走します。

塾生で夏期講習の申し込みがなければ、授業の合間を縫ってご家庭に連絡し、生徒の学習状況と志望校に合格するためには夏期講習で復習と基礎固めが必要なことを説明し、説得します。

外部の生徒の申し込みを集めるために、過去に模試や体験授業を受けてくれたご家庭に電話して、最近の様子を伺い、夏期講習の提案をします。

外部のご家庭に電話する場合、「営業トーク」に嫌悪感を示し、キツイ言葉を投げかけられることも珍しくありません。お怒りの言葉を投げかけられるのも普通です。

加えて、夏期講習に向けて教材を準備し、座席や時間割を作成します。担当の授業が決まったら、予習もしなければなりません。

大抵、夏期講習前は学校の定期テストがあるので、その「テスト対策」も行います。こなさなければならない仕事が普段よりも数倍のうえに、精神的にも疲弊する大変な時期です。

また、夏期講習が始まったら、10時間は校舎に拘束されます。自宅が遠い場合、校舎の近くのホテルに泊まる先生もいれば、知り合いの家に泊めてもらい、自宅には帰らない先生もいるくらい忙しいです。

秋の個人面談、保護者会

10月に入ると、秋の個人面談が始まります。受験学年の場合、春とは違って志望校を決定する大切な面談です。

志望校を決めるに当たって、併願校も決めていきます。本命入試の前に、併願校の入試を受けておくことで、試験の場に慣れておき、合格を得ておくことで心のお守りにするのです。

首都圏の場合、人が多いこともあって学校もたくさんあります。交通機関も発達しているので、通える学校の選択肢は膨大。

校舎から通える範囲の学校の進学実績や入試情報、校風などをリサーチしてご家庭に提案をします。生徒の学習状況も把握しておかなければならないので、春よりも準備に時間がかかるのです。

加えて、10月下旬から11月上旬にかけて秋の保護者会を開きます。この目的は、受験本番に向けてご家庭でしてほしいことの共有と、冬期講習の営業です。

受験に向けて本格的な話をするので、個人面談と同様、準備に時間がかかります。

冬期講習前~冬期講習、入試前

冬期講習は、夏期講習と同じように、通常の授業とは別に料金をいただく「オプション」です。したがって、塾生に冬期講習を受講するように営業をします。

申し込みがなければ、該当生徒の学習状況と志望校を確認して、ご家庭に「志望校合格のためには冬期講習の受講が必要」だと営業トークを。

授業で冬期講習の話題を出して、生徒に「受講するのが当たり前だ」と思わせる営業の仕方もあります。

夏期講習と同じように、会社からは「売り上げ」を強く求められます。そのため、冬期講習前は塾生の申し込みと、外部の生徒の申し込みを得るのに奔走します。

加えて、冬期講習前は学校の定期テストがある時期と重なります。受験学年にとっては内申の数字が決定する大切なテスト。ここでは高得点をとってもらなわなければならないので、いつも以上に対策をします。日曜日もテスト対策をする校舎では、休む暇はないでしょう。

冬期講習が始まれば、夏期講習と同じように、毎日校舎に10時間は拘束される生活が待っています。また、冬期講習が終わると受験本番です。塾講師にお正月休みはなく、冬期講習から入試まで忙しく駆け抜けます。

入試が近づいてきたら、保護者のフォローや生徒のフォローに回り、結果に一喜一憂をします。本命の結果が出るまでは胃が痛い毎日です。

夏とは違って、入試まで積み重ねてきたものの結果が全て出揃います。結果によってはご家庭から感謝されることもありますし、お怒り言葉を言われることもあります。望む結果が出なかった生徒には、前を向けるような言葉をかけなければなりません。

物理的な忙しさだけではなく、精神的負担も大きくなる時期なのです。

春期講習前~春期講習

大抵の学習塾では、人事異動が1月下旬から2月上旬にかけて発表されます。実際に異動するのは、新学期が始まる3月から。

この時期は入試の結果が全て出ているので、比較的ゆっくり過ごせる唯一の時期でもあります。が、異動がある人は引継ぎなどで少し忙しくなってしまうでしょうか。

1~2週間ゆっくり過ごしたら、3月末辺りから春期講習が始まるため、その動員に向けて動き出します。もちろん、夏期講習や冬期講習と同じように通常の授業とは別に料金をいただく「オプション」ですので、申し込みを得るために「営業」をします。

営業の仕方は夏期講習や冬期講習と変わりはありませんが、学校でも新学期が始まる時期なので、入塾生の確保が強く求められます。

春期講習の場合は、お試し感覚で受講してくれるご家庭もあるので、春期講習終了後も「通常の授業を継続」してくれるよう、より気を配ります。授業後に保護者に連絡をして、学習状況をお知らせしたり、生徒本人に話しかけに行ったり…と。

講習が始まる前の教材の準備や時間割の作成、授業の予習をやる忙しさは夏期と冬期と変わりはありません。講習が始まれば、長時間校舎に拘束される毎日にです。ただ、春期講習の内容は新学年の「予習」で、受験が近づいているわけではないので、精神的負担は軽い方ではあります。

最後に

基本的に塾講師は常に多忙な部類の職種ですが、夏期講習や冬期講習、春期講習がある期間はより一層忙しくなります。

どれくらいかと言われると、校舎にいる時間は10時間を超えるのは当たり前で、自宅に帰らない(帰れない)先生が出てくるくらいです。

物理的な忙しさはどの講習でも変わりはありませんが、精神的負担が最も大きくかかるのは、冬期講習から入試前までです。

そのため、講習前に「申し込みの数」や「営業ノルマ」に追われて余裕のない先生方も出てきます。入試前はピリピリしていることが多いですね。

この時期は生徒や、生徒以上に保護者がパニックになって電話がかかってくる…なんてことが多くなります。加えて、校舎の進学実績によって生徒が集まるか否かも大体決まってきてしまうので、塾講師にとっても胃が痛い日々なのです。

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