新卒の塾講師を辞めたくなる時期

塾講師

塾講師辞めたい…

学習塾に入社した社員は、3年経つ頃には5割の人が辞めると言われています。

同期が20人いたとすると、3年後には10人しか残っていない、というのが普通なんです。

そして、新卒で入社した社員が1年以内に退職するケースも多くあり、「気づいたら同期がいなくなっていた…」となるのも珍しくありません。

新卒で塾講師になった人が辞めたくなるタイミングは大きく4つあります。

1.GWのあと
2.夏期講習前〜夏期講習後
3.冬期講習〜受験前
4.教室長になったとき

1.GWのあと

入社してから1ヶ月経つ頃に、GWがやってきます。多くの人は、入社してからずっと気を張っているか予習に追われているため、無理をするとGWでバーンアウトしやすくなるのです。

GWといっても、塾によっては「GW特訓」などの特別講習がある場合があり、完全な休みになることはあまりないです。

塾にとっては、学校が休みの時は稼ぎ時でもあるし、生徒たちがハメを外しやすく勉強しない期間ができてしまう時でもあるので、こういった「特別講習」があるのは当たり前という風潮があります。

そして、特別講習がない場合でも休み明けの授業の予習や過去問研究、学校研究などやっておかなければならないことは山積みで、完全なOFFの日を作るのは難しいと思います。

時間があるうちにこういったことをしておかないと後から自分の首をしめることになりますし、上席から「やっておくように」と脅す感じで休み前に言われることもあります(実体験)

そして、GWがあけると学校の定期テストが近づきます。塾によっては、日曜日も校舎を開けてテスト対策をするため、休日がなくなることもザラ。

振替休日があればいいのですが、そのような日を取れることは少ないのが現状で、働き詰めの毎日が待っています。

2.夏期講習前〜夏期講習後

GWを越え、学校の定期テストが終わると、夏期講習がはじまります。

夏は受験の天王山。塾にとっては1年の中でいちばんの稼ぎ時でもあります。

夏期講習前には、塾生の申し込みはもちろん、外部の生徒まで動員させなければならないので、数字について厳しく上から言われやすいです。

各ご家庭に夏期講習の意義を伝え、申し込んでもらわなければならないので、忙しくなります。

加えて、夏期講習中はずっと授業に入ります。担当のコマの予習はもちろん、テスト作成などやらなければならないことが山積みです。

塾によっては朝から夜中まで拘束されるので、過酷な勤務をこなさないといけません。校舎から自宅が遠い先生は、校舎の近くのホテルや校舎近くに住んでいる知人の家に泊まって家に帰らない人もいます。

夏期講習中は基本的に休日が少なく連勤で、拘束時間も通常より長くなりがちです。通常の業務も多少はあるので、休憩時間を確保するのも難しいです。

少ない休みと過酷な労働に疲れ、夏期講習後に辞める新卒の塾講師はわりと多いです。

3.冬期講習〜受験前

冬期講習からは受験が目前に控えているので、基本的に塾講師に休みはないです。クリスマス、お正月は返上。

三が日はお休みところもありますが、大抵はお正月の特別講習があります。

私が働いていた塾は、任意で出勤するかしないかは自由でしたが、シフトを組まれるので人数が足りなければ強制参加になることもありました。

お正月を過ぎれば受験が目前に迫るので、日曜なども特別講習で休みではなくなることも。

生徒や保護者のメンタル面のサポートも必要になってくる時期ですし、塾講師として1年の中でいちばんプレッシャーがかかる時期でもあります。

4.教室長になったとき

受験を終え、全ての結果が出る3月は比較的ゆっくり過ごせます。すぐに次年度に向けて生徒数を増やすか、通塾の継続をとらなければならない時期がくるので、束の間の平和です。

そして、1月末〜から2月頭にかけて、人事異動が発表されます。

多くの学習塾では、早くて入社後半年〜1年で校長や教室長に昇進します。遅くても入社後3年以内には昇進します。

そのため、入社2年目は校長になっている人が同期の中で半分はいます。

校長になって大きく違ってくるのは、バイト講師やパートのシフトや時間割決めがあることはもちろん、保護者からのクレームを直に受けて対応しなければならないことです。

前任の校長が「授業が上手くて生徒から慕われ、進学実績もいい」場合、良くも悪くも比較されます。

初めての校長職になると、新しい仕事や責任が重くのしかかるなか、時には「前の方がよかった」と言われることもあります。

もっと酷い場合は、「あなたなんかに任せられない」「何であなたみたいな人が校長なの」と人格否定されることも。

慣れない仕事と重い責任で右往左往している時に人格否定されるのは、結構堪えます。

ここでポッキリ心が折れて退職するか、精神を病んで休職する先生が後を絶ちません。

最後に

塾講師は休みはすくないうえに、時間外労働も多いストレスフルな仕事です。「限界だ」と思ったら、無理をせずに離れることも考えてくださいね。

あなたが、あなたらしく働けることを祈っています。

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