塾講師になるには、教員免許を持っていた方が有利なの？
正社員で塾講師になるには、教員免許を持っていた方が有利なのでしょうか？
結論から言うと、教員免許を持っているか否かは採用に関係ありません。
持っていて不利になることはありませんが、有利になることもありません。むしろ、教員免許を持っているのに、どうして塾で働きたいのか、ということを面接では聞かれやすくなります。
その場合、学校と塾の教育の違いを説明したうえで、塾で働きたい理由を言うと、「よく考えているな」と思われるでしょう。
私は面接で聞かれた際に「学校では生徒からの選ばれなくても授業を担当できるけれど、塾では生徒に選ばれなければ授業を担当できないから」と答えていました。
塾は「面白くない」「分かりにくい先生」と生徒に思われたら、担当を変更されますし、退塾していきます。「私自身の指導力で生徒に選ばれるような先生になりたい」という気持ちから塾を選んだのだと。
また、採用試験に際して筆記試験が行われますが、小中学生対象の塾の場合は高校入試レベルの問題が余裕で解ける状態であれば問題ありません。基本的な問題しか出題されないので、大学入試の際にしっかり勉強をしていれば、その時に培った学力で十分です。
ということで、塾講師になるには教員免許は必要ありません。それよりも、どの科目でも一通り教えらえるような知識を持っていた方が、塾講師になった時に困らないと思います。
教員免許を持っていないからといって、不安になる必要は全くありません。あなたがあなたらしく、塾講師になりたいと思った気持ちをぶつければ十分です。
